肥満

肥満

新学期が始まって、そろそろ学校健診で学校から受診の連絡を受け取る時期だと思います。
「肥満」のお知らせを受け取った方もいらっしゃるかと思います。
学童以上では肥満度20%以上を肥満としています。

 

20~30%が軽度、30~50%が中等度、50%以上が高度肥満と定義されています。
思春期年齢の肥満は成人期の肥満につながりやすく、従って動脈硬化などの心血管系疾患発症の危険度が高まります。思春期前に体重のコントロールをつけておくことが重要です。
メタボリックシンドロームは肥満(腹囲 80cm以上、年齢により基準が異なる)に加えて脂質異常、血圧上昇、血糖上昇が存在する状態で治療が必要な状態です。肥満だけで、臓器に異常が出ないうちに食い止めることが必要です。
小児期は身長が伸びます。体重を増加させない努力だけで、肥満度が正常化する期待が持てます。成人肥満との大きな違いだと思います。肥満の指摘があったときは、必ず小児科を受診して、食生活、運動、睡眠時間等を含めた生活習慣の見直しをしてください。
肥満は痛くもかゆくもありません。しかし放置しておいて改善することはほとんどありません。
少しずつ、長い時間をかけて努力と工夫を続けることが治療の根本です。当院を受診されている方でも、定期的に体重測定を続け、記録とともに受診を続けられた方は効果を上げられています。
アドバイスや検査を受けるために、必ず小児科を受診してください。

 

水いぼ

正式名称は伝染性軟属腫です。 夏に向けて、プールに入れる、入れないの基準は園によって異なると聞きます。

 

伝染性軟属腫(以下、水いぼ)は伝染性軟属腫ウィルスによっておきる皮膚感染症で、自然治癒傾向があります。
そのままにしておいても、全身が水いぼで覆われることはありませんが、しばらくは増加していってその後消失傾向に至ることは多くあります。いぼの内容物にウィルスが入っているため、伝染する可能性があります。
ただしプールの水にウィルスが溶け出して感染することはありませんので、ビート板や浮き輪の共有を避ければ、みんなとプールに入れます。1993年の文部省の指導でもプールに入ることは禁止していません。
治療は1、摘除 2、そのまま消えるのを待つ 3、内服 が考えられます。
摘除はピンセットでつまんだり、液体窒素を塗布したりしますがいずれも痛みを伴います。
そのまま消えるのを待つのは、およそ6カ月から5年かかると報告されていますが、多くは1年以内とされています。
また、漢方薬のヨクインの内服も羅漢期間を短縮させる場合があります。
水いぼがあるからプールに入れないとは考えなくてもよいでしょう。
ただしアトピー性皮膚炎がある場合はかゆみが強くなり、掻くことで水いぼが急速に広がることや、ステロイド外用薬を塗布することで水いぼが増える可能性があるためアトピー性皮膚炎の治療が不十分になることがあります。
まずは小児科へご相談ください。